桑原ブログ
克服できる
失敗は形を変えた恩恵であることが多いものです。
予定どおりに運んだら厄介なことや、完全な身の破壊にさえなりかねなかった目標から、引き返せることがあるからです。
失敗によって新しい機会への扉が開かれ、試行錯誤しながら人生での現実に役立つ知識が得られるのでしょう。
失敗は、その方法がふさわしくないことを明らかにしてくれたり、傲慢な人間の思い上がりを諭したりすることがあるのです。
失敗や不運が恵みとなるか災いとなるかは、その人の反応次第で、失敗や不運に見舞われても運命の手が別の方向へ行くように合図をしたと受け取り、それに従えば、その経験は恵みとなります。
失敗の後は反応の向きが問題なのです。
そしてどう反応するかは、いつでもその人に完全に任されています。
失敗と無縁な人は誰もいなません。誰でも一生のうちには何度かの失敗をします。しかしまた人間は誰でも失敗に対して思いのままに反応する特権と術を持っているのです。
自分の弱さを知るには、失敗は正確な物差しとなります。
だから失敗は自分の弱さを正す機会を与えてくれる。その意味で、失敗は常に恩恵であるともいえるのではないでしょうか。
- 2015.08.19
- 11:07
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